特集 第5章 STM32マイコン用MicroPythonプログラム

第5章 STM32マイコン用MicroPythonプログラム

STマイクロエレクトロニクス製STM32F767ZIは,LAN接続が可能なEthernetインターフェースを内蔵した32ビットARM Cortex-M7ベースのSTM32マイコンです.LAN経由でインターネットに接続できるので,IoT搭載マイコンと言っても良いでしょう.また,同マイコンを搭載したSTM32マイコン開発ボードNUCLEO-F767ZIには,写真5-1のようにLAN接続用Ethernetコネクタが標準装備されているので,手軽にMicroPythonを使ったIoT機器を製作することができます.

STM32マイコンのEthernet対応ファームウェアは,公式配布されているMicroPythonのソースに含まれています.しかし,今のところビルドしたものは配布されておらず,またビルド手順も複雑なので,筆者が準備したスクリプトを使用してインストールします.


MicroPythonのファームウェアを書き込んだSTM32マイコン開発ボードNUCLEO-F767ZI上のUSERボタン(青色)を押したときに,UDPでブロードキャスト送信を行う.


STM32マイコン版のIoT温度センサ.センサ値をUDP送信する.

これまでに製作したSTM32マイコン版IoTボタンが送信するボタン操作情報や,IoT 温度センサが送信する温度値を受信し,Arduino 用LCD シールドに表示するUDPモニタ.


STM32マイコン版HTTP GETサンプル・プログラム

インターネットから天気予報情報を取得し,取得した結果に応じてLED の色を変えて点灯する.

 



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