ラズベリー・パイ用
Pythonプログラム ~基礎編~
この章ではラズベリー・パイで送信や受信をするPython プログラムを解説します.Wi-Fi のUDP 通信やTCP 通信を使ったスイッチON/OFF 情報の送信,温度値送信,リモートL チカ,チャイム制御,UDP 通信の受信,TCP 通信の受信をサンプル・プログラムを使って解説します.次の章では,ESP マイコンと組み合わせたシステムのPythonプログラムを解説します.
各プログラムの解説前に,ハードウェアの準備をします.ブレッドボードで「GPIO実験ボード」を作り,ラズベリー・パイのGIPO端子に接続します.
この章で解説するPythonプログラムは,このラズベリー・パイとGPIO実験ボードの組み合わせで動作します.
記事共通のハードウェア「GPIO 実験ボード」はブレッドボードに抵抗,タクト・スイッチ,圧電スピーカ,フルカラーLEDなどを配線します.シンプルな回路ですが,これをラズベリー・パイのI/O端子に接続してPythonのサンプル・ソフトウェアでこれらを制御するIoTの技術を学習します.
ラズベリー・パイの端子にGPIO実験ボードをつなぎ,Python のL チカ・プログラムで動作確認する.
ラズパイ+ GPIO 実験ボードでタクト・スイッチのON/OFF を送信. もう1 台のラズパイでON/
OFF 情報を受信して表示する.
ラズパイ+ GIPO 実験ボードを使い,GIPO 実験ボードのフルカラーLEDの色をPythonプログラムで制御する.
ラズベリー・パイに接続した圧電スピーカからピンポン音の音階を鳴らす.
ラズベリー・パイ内蔵の温度センサから得られた温度値をLAN 内にUDP ブロードキャスト送信する.
LAN内のIoT機器が送信した情報を収集する.
同じLAN 内の送信機やPCやスマートフォンのブラウザからフルカラーLED をリモート制御する.
同じLAN 内の送信機からチャイムをリモート制御する.
特集 PythonでI/O制御プログラミング
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