今日から始めるLPWAの基地局運営-LoRaWANゲートウェイ

オープンなコミュニティ・ネットワークThe Things Networkの始め方

■この記事で使った機材■
Wirnet IoT Station 923(Kerlink)
Wirnet iFemtoCell 923(Kerlink)

–The Things Networkの特徴–
LoRaWANのゲートウェイが無料で使える.
カバーエリアは現時点では広くはない.
手軽にLoRaWANのゲートウェイを設置してThe Things Networkに参加できる.

920MHz帯を使ったLPWA通信にはいくつかの種類があり,それぞれに特徴があります.
SigfoxやELTRESは,キャリアやベンダが運営している基地局を利用者は契約して使います.
LoRaWANもベンダが基地局を運営している地域もありますが,ボランティア団体が基地局を運営して無料で利用できるものがあります.
コミュニティ・ネットワークThe Things Networkがそれで,利用者は登録すればThe Things Networkに登録してあるLoRaWANの基地局を利用できます.このThe ThingsNetworkは,全世界で活動していて,日本にも基地局があります.


The Things Networkの基地局(ゲートウェイ)は,すべてボランティアが設置していて,基地局はインターネットを介してThe Things Networkに接続しています.ウイークポイントは,すべてのエリアをカバーできているわけではないという点です.
ここでは,LoRaWANのゲートウェイを設置してコミュニティ・ネットワークThe Things Networkに登録する方法を解説します.