災害公営住宅の電力スマートメータリング・システム

LPWA採用事例<LoRaWAN>

福島県浪江町の災害公営住宅は,85棟と集合所が1つあります(取材時。現在も建築中で戸数は増える予定).各棟に3.2kWの太陽光パネルと11kWの蓄電池が備えられています.太陽光パネルに蓄電池を組み合わせることで,昼夜問わず昼間太陽光パネルで発電した電力を日常生活に優先して使うことができます.太陽光パネルの発電量が低いときは地元の電力会社から供給されている電力が使われます.
太陽光パネルの発電量,蓄電池の充電量は宅内のHEMSモニタで確認することができ,そのデータをLoRaWANで町内の集会所に設置したLoRaWANゲートウェイに伝送しています.伝送されたデータは,各棟の電気料金請求のためにも使用しています.

災害公営住宅には太陽電池パネルと蓄電池が備えれスマート・メータで稼働状況を監視できる.そのデータをLoRaWANで集会所に伝送している

集会所に設置されたLoRaWANゲートウェイ.各棟の太陽電池の発電量と蓄電池の残量情報などが集められている